ご利用上の注意
地獄谷野猿公苑はニホンザルが暮らす環境の中で、より 自然に近い状態でサルを観察するための施設です。そのため、地獄谷野猿公苑は人里離れた山奥にあります。
また、野猿公苑のニホンザルは野生のニホンザルで 檻や柵で隔離されているわけではありません。
地獄谷野猿公苑をご利用いただく際に、ご理解いただきたい点や守っていただかなければならない注意がありま す。
お出かけの前に是非ご一読ください。
安全な観察のためのルール
1.食べ物を見せない、与えない
ヒトから食べ物をもらう癖がつくと、ヒトを見れば食べ物をほしがり、足元にまとわりついたり、手荷物を奪ったりと、危険が生じます。ニホンザルに食べ物は絶対に与えないで下さい。

2.サルに触ったりおどかしたりしない
野猿公苑にいるサルたちはペットではありません。触られたり、おどかされたり、身の危険を感じると威嚇したり、噛み付いたりします。子ザルは身の危険を感じると声を出しておとなのサルの助けを呼びます。近くにいても絶対に手を出さないでください。

3.近くからサルの眼を見つめない
サルの社会では、近くで相手の目をジッと見つめることは、敵意の表情です。また、相手を見つめて大きな口をあけるのも敵意の表情です。近づきすぎず少し離れて観察して下さい。

4.近づきすぎず離れて観察する
好奇心の強い子ザルなどは自らヒトの方に近づくこともございます。その際は速やかにサルから離れてください。

5.犬、猫等を連れて入れません
サルは、自分たち以外の動物を嫌います。犬、猫等は、サルの天敵です。一緒に連れては入れません。
障害をお持ちの方であっても補助犬(盲導犬、聴導犬、介助犬)との入苑はできません。

6.撮影方法についてご注意
カメラ・ビデオ等での撮影は可能です。フラッシュを使用しての撮影も問題ありません。
ただし、撮影の際にカメラ、スマートフォンなどをサルに近づけすぎないで下さい。
お風呂にカメラを入れたり、ドローン・セルフィースティックを用いるなど特殊な撮影は禁止です。
![]() カメラ・スマホ OK | ![]() フラッシュ撮影 OK | ![]() カメラを お風呂に入れる NG | ![]() セルフィー スティック NG | ![]() ドローン NG |
- 注意を守らない方がいらっしゃると、当人だけでなく周りの何もしていない方々にも迷惑がかかります。注意を守っていただけない場合、退出していただく場合もございます。予めご理解ください。
- 自分の身になって考えてみましょう。あなたが見ず知らずの他人にされて不愉快なことはサルたちも同じです。
- 職員も常に監視しておりますが、目の行き届かないこともございます。注意を守らない人を見かけたら注意するか、または、速やかに職員にお知らせください。
服装・靴について

天候に合わせた服装、靴でお越しください。スニーカーや登山靴、冬は長靴やスノーブーツなどをお勧めします。
また、簡易アイゼンをご用意いただくとより安全にお越しいただけます。
周辺環境
- 地獄谷野猿公苑は立地上、坂や段差、階段があり、車いす、カート等でのご利用はできません。公苑に至る遊歩道も未舗装路のため、車いす、カート等でのご利用はできません。
- 地獄谷に生息しているのはニホンザルだけではありません。様々な野生鳥獣、昆虫、植物等が生息しています。当然、毒を持ったヘビ、ハチなどの昆虫、棘や毒を持った植物も生息しています。十分ご注意ください。
- 野生鳥獣、昆虫、植物等の採取はご遠慮ください。採取にはしかるべき手続きを講じてください。