4月、まだ日陰には雪が残っています。天候によってはまだ雪の降ることもあります。真冬と同等の装備が必要です。まだ草木の目は固く、冬枯れの景色です。 4月も半ばになるとようやくヤナギやフクジュソウが咲きます。本格的に草木の芽吹きが始まるのは4月末です。そのころになるとサルたちは出産のシーズンを 迎えます。
カエル、トカゲ、ヘビ、冬眠していた生き物が姿を現します。オオルリ、コルリ、キビタキといった渡り鳥がやってきます。5月になると草木は急速に葉を茂ら せます。エゾハルゼミの鳴き声が森に響き渡ります。ニホンカモシカの出産はニホンザルより少し遅く、6月ごろです。運が良ければ赤ちゃんカモシカに出会え ます。
ヤマアジサイが咲き始めると夏の訪れです。梅雨明けくらいまでは薄手の上着があると便利でしょう。
梅雨が明けると本格的な夏の始まりです。蝉しぐれはエゾハルゼミからアブラゼミ、ミンミンゼミに変わります。気温が高くなると鳥や動物は活動を控え日陰で過ごすことが多くなります。サルたちも炎天下を避け、日陰で過ごすことが多くなります。
谷間をトンボやチョウが飛び交います。地獄谷ではミヤマカラスアゲハが目立ちます。夏だからと言って、ビーチサンダルやスリッパなどの軽装はお勧めできません。イラクサやノバラなど、棘のある植物もあります。マムシやヤマカガシと言った毒を持つヘビも生息していますし、蚊やハチ、アブも多く注意が必要です。
標高800mを越える地獄谷は真夏でも気温が30℃を越えることは多くありません。地獄谷の夏は短く、お盆を過ぎるころには秋の気配が漂い始めます。
例年12月半ばには、まとまった雪が降り、積雪になります。山々が雪におおわれるころになると高山からイワヒバリが越冬に地獄谷まで下りてきます。木々が葉を落とし、山々が雪に覆われるとニホンカモシカが観察しやすくなります。サルもカモシカも日当たりの良い南斜面にいることが多くなります。
気温は常に氷点下、最低気温が-10℃を下回ることもあります。地獄谷の深い谷底に日差しは届きません。そんな環境だから、寒さをしのぐために温泉に入ります。
近年は暖冬傾向が続いていますが、一晩で40cm、50cmの雪が積もることも珍しくありません。1月から2月のもっとも寒い時期には1mを越える雪に覆われます。この時期の地獄谷を訪れるには十分な防寒装備が必要です。
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