ニホンザル
【分類】 サル目 オナガザル科 マカク属
【学名】 Macaca fuscata
【英名】 Japanese macaque
昔話、童謡、ことわざ、猿回し、昔からニホンザルは我々日本人にとって非常に身近で馴染み深い動物です。しかし、馴染み深いが故に昔から語られている迷信や不正確な情報が定着しているようです。TV番組やニュースでも、こっけいな部分や特殊な行動ばかりがクローズアップされ、間違ったイメージが先行してしまい、ニホンザルの本当の姿はあまり知られていないようです。
昔話の挿絵や絵本、イラストなど、ニホンザルとして尻尾の長いサルが描かれていることが多々あります。ニホンザルの尾は長くありません。額にしわの書かれたサルの顔もよく見かけます。ニホンザルにいわゆる額はありません。目の上はすぐに毛が生えています。このような例以外にも正しくないイメージが横行しています。是非、正しい理解をしていただきたいのです。
サルの仲間は、ゴリラやチンパンジー、オランウータン、ヒヒ、リスザルなど、など、世界中には180種ほどのサルの仲間が存在します。こういったサルたちのほとんどは、アフリカや東南アジアといった熱帯から亜熱帯地域にかけて生息しています。それらのサルとは違い、 ニホンザルはヒトをのぞく霊長類のなかで最も北に棲むサルとして知られています。北海道と琉球列島をのぞいた日本列島の、主として広葉樹林帯に広く分布しています。 冬には深い雪に覆われ、氷点下10度以下にもなるような極寒の環境下に暮らすサルは他になく、海外ではスノーモンキーと呼ばれ人気があります。
日本固有種で、日本に生息しているサルはニホンザル1種だけです。屋久島だけに生息するヤクザルはニホンザルの亜種とされています。
台湾や東南アジアに生息するタイワンザル、アカゲザル、カニクイザルはニホンザルに近い種です。
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