顔と尻と手足の平を除く全身が毛におおわれています。毛の色は暗い褐色から明るい褐色まで微妙に個体差があります。寒い地方に生息しているものの毛は長く、密度が高く生えています。暖かい地方に生息するものは毛が短めで密度も低くなる傾向があります。
体長はオスで54~61㎝くらい、筋肉質で厳つい感じです。メスはオスよりやや小さく、47~60㎝くらいで、丸みを帯びた印象です。おとなのオスの平均体重は12~15㎏、メスは8~13㎏くらいです。同じニホンザルでも暖かい地方に生息するものは小型でスマート、一方、寒い地方に生息するものは体格が大きくなる傾向があります。
尾が短いのもニホンザルの特徴です。オスが8~12㎝、メスが7~10㎝ほどです。尾の付け根近くには角質の発達した尻だこが一対あります。座るときに尻の皮膚が直接地面に触れないようにするためのものと思われます。
ニホンザルの性別を外見だけで見分けるのは難しいと思います。特にこどものころは外見にあまり違いが見えません。オスは成長するに従いオスらしい体格になります。簡単に見分けるポイントは股に陰のうがあるかないかです。メスは胸が見えれば、乳首が目立ちます。
外見から年齢を見分けるのは困難です。3歳くらいまでは1年経るごとに一回り大きくなります。4歳を過ぎると個体差が生じ外見から年齢は見分けられなくな ります。ヒトと同じように若いか年寄りかくらいは外見でも判断できます。若いものは肌に張りがあり、毛づやも良く、行動も活発です。年をとると肌に張りが なくなりしわが目立ち、毛づやも悪くなります。背骨が曲がり体格も小さくなります。
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