ニホンザルに限らず生物は住んでいる環境や食べ物を得るために、からだの構造や機能に違いがあります。ヒトやイヌ、ネコなどの身近な動物と、どこが似ていて、どこが違うのか、観察し比べてみましょう。
先ずはニホンザルの体の特徴を観察してみましょう。ニホンザルの体で特に特徴的なのは顔と手足です。
たとえば、ニホンザルの目は顔の前面に並んであり、前を向いています。イヌはどうでしょうか。イヌの目は斜め横にあります。ニホンザルの目はものを立体的に見ることができ、木から木へ飛び移ったりする際に距離を正確に認識するために必要です。一方、イヌの目はより広範囲を見渡すことができ、より早く獲物を見つけるために必要と考えられます。
ニホンザルの行動や社会のことをより深く知りたいと思ったら、サル同士の関係が分からなければなりません。たとえば、仲良く寄り添っているサルがいたら、それは親子なのか、兄弟なのか、それとも他の関係なのか。
サルもヒトと同じように一頭ずつ顔が違います。なかなか区別しにくいのですが、慣れると、次第に顔を覚えられるようになります。顔にほくろや傷跡があった りするのを区別するのではありません。我々が友達の顔を覚えるように、何となく違う顔の雰囲気を覚えるのです。サルの顔を覚え、一頭一頭区別することを 「個体識別」と言っています。
サルの観察に慣れてきたらぜひチャレンジしてみてください。さらにサルの観察が面白くなるはずです。
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